茶師

chashi

5代目茶師 山内祥正


明治3年(1870年)創業の茶園、「碧園お茶の純平」を営む5代目茶師。
愛知県豊田市内13カ所に点在する計5万平方メートルの茶園で一番茶のみを生産し、製造、販売まで一貫して行う。

平成3年の就農以来、研鑽を積み、平成15年(2003年)、平成16年(2004年)の全国茶品評会で、2年連続、最高賞の「農林水産大臣賞」を受賞。
平成16年(2004年)に「農林水産祭」で愛知県茶業者初の「内閣総理大臣賞」を受賞した。

県茶品評会では県知事賞を通算6回受賞し、抹茶『静閑の昔』と『豊の白』は 豊田市で唯一、家元から「銘」を拝受した。

先代らが書き遺した作業日誌を片手に実直なお茶作りを続ける一方で、「伝統と革新」を自らの使命に掲げ、地元の菓子店と共同で、地元の新しい土産物となる抹茶ケーキやジェラートなどを開発。
「人の心に寄り添えるお茶作り」を目指し、「伝統を大切に、かつ常に挑戦する心を忘れずにいたい」と取り組む。

お茶を通し、地域振興にも積極的に参加。
「地元を大切にしたい」と、若手農家らで結成する「夢農人とよた」に加入し、「とよた茶」の普及に力を入れ、豊田茶業組合会長も務めた。
さらに、市域の老人施設へのお茶の振いや、子どもたちの茶摘み体験の受け入れ、お茶の淹れ方講座を催すなどの活動にも尽力している。

平成29年(2017年)には、秋の叙勲で史上最年少の49歳で黄綬褒章を受章。
全国でも珍しい、先代と親子連続での黄綬褒章受賞を果たした。

「人との出会いを一生に一度のものと捉え、相手に対して出来る限りの最善を尽くす」という意味の茶道の言葉、「一期一会」を心にとどめ、飲んで喜んでくださった人の顔を思い浮かべながら、「手間を掛けないと良いものはできない」と、今日も茶園に足を運ぶ。
二代目が遺した言葉「茶のことは茶に聞け」を守り、継承し、茶農家としての最善を尽くす。


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